村社会が日本を作ってきた

要は、村社会というのは、決して「おれたち村を作りたい」というストレートな(動物的な?)欲望で作られるものではなく、「村ってキモいよね」とかいうシニカルな連中こそが実はいちばん村社会を作りやすくて、日本ではそういうシニカルさが妙に発達している、という話なんだけど。まあ、それはそれで、日本社会独特の個人主義というか懐疑主義や反権威主義の基盤になっているのでいちがいに否定できないんだけど、シニカルさの発達がある世代の生産性をかなり奪ってしまったことも事実。これは『動物化するポストモダン』とも、例の北田論文とも通じる話。もしかして、「ファウスト」にも繋がるかもしれない。
hirokiazuma.com@はてな 2003/10/25


http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20031022#1066834097

すいません東さん、どーしても、どーしても、言いたい事があってさあ、引用させてください。(ほかの人にも言え)
本当に「あいつってキモいよ」って言っている集団が、一番強固な集団を作っているってのは昔からあって、今も形を変えて存在はしています。ただ、今はアンチが逆正義みたいな傾向があって、どうもある意味権威になってしまっているのが、ある世代に混乱と不安を与えてしまっているのではないかと思います。権威が変わってパラダイムがかわりつつあるんならいいんだけど、どうも、問題なのは東さんも言われているとおり、「生産性」が格段に落ちているということにあると思います。
おそらく、これは悲観論ですが、この先プロジェクトXに出てくるような偉大な事業は格段に落ちるでしょう。公共性にかけた人間は大きな仕事ができませんですから。生産性というのは、体力と気力が要りますからそれを嫌がる世代には、よいものは作れないのでしょうね。

くそー、またトラぶったみたいで気分がイライラするー!!!