小説が漫画に負けた日

原書房(本社・東京都新宿区)が今年出版した飛鳥部勝則さんの小説「誰のための綾織(あやおり)」の中に、三原順さんの漫画「はみだしっ子」(白泉社)と類似した表現が複数個所あり、「誰のための綾織」の絶版と在庫の回収を決めたことが、8日わかった。同社がホームページに報告とおわびを掲載した。類似個所は十数カ所あるという。
 同社に9月、「類似した表現がみられる」と匿名のメールが寄せられ、調査していた。飛鳥部さんは「膨大な素材カードの一部に問題の表現とおぼしき文章が紛れた」とホームページでコメントし、陳謝している。
yahooニュース 2005/11/8 <原書房>漫画と類似表現、小説絶版に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051108-00000091-mai-soci

ちょっと前からドラマの元ネタに漫画が使われ始めたり、アニメのサブタイトルから本家取りしたりドラマ業界や文壇がオタク業界に擦り寄ってきた感があったけど、ここまで来るとオタク業界は神の領域に入ってしまったのじゃないかという邪推がある。

つまり、オタクの浸透と拡散というわけで。
あるいは1億総オタクとか。

漫画の表現に小説が負けてどうするねんみたいな、負け惜しみが見え隠れしてます。