おまけ

もし誰が歌姫を殺したのかと問われれば、すべてのVOCALOIDブームに関わってきた人々だというのが自分の答えです。作り手は自己表現の媒体として初音ミクを使いました。受け手はもっといい曲、もっとすごいPV、もっと笑えるネタを求めました。その結果が今のVOCALOID界隈でしょう。
初音ミクという神話”の裏側を想像してみた(@VOC@LOID通信@ニコ部)
http://nicovideo.g.hatena.ne.jp/vcld/20081210/1228844751

増田引用じゃないんでおまけ扱いなんですが、ハゲダカのごとく対象を消費しつくして殺してしまうのがゼロ世代の病のような気がします。
とくに「もっと笑える」ってのはいかにもゼロ世代的な発想じゃないかとおもう。
この思想自体は80年代〜90年代の笑い文化の繁栄によって、「笑いは良質なカウンター」と埋め込まれた昭和ラスト世代がその笑いの質を昇華させないまま、主にネットとかで「突っ込み」をして対象を面白おかしくいじり追い込んでいく(あまりにも相対化が行き着くと人格が崩壊するばあいあるんだよなあ)って側面はあるよな、と思った。それだけ。