エロゲの奇妙な憂鬱

「この世界を嫌いになれれば、抜け出せるよ」

僕はこのテキストが(特にセックスシーンが)そう言いたがっていて、つまり皮肉に感じられて仕方がありませんでした。どう見ても幼女だとか、おもらしだとか、極めて遺憾に思うべきだと思わないでもありません。というか生理的に嫌うべきなんでしょうね。無闇やたらと居心地が良すぎて気味が悪い。訳もなく主人公を愛しすぎる君が悪い。
森の十字路伝説 2006/2/17 さくらむすび
http://d.hatena.ne.jp/tsukimori/20060217/p1

エロゲやんないけど、冒頭の言葉にぐさりと来ておもわず取り上げてしまった。今は反省している

んなことはおいといて、最近のエロゲ戦線を見てるたびに健全なエロとはかけ離れたなんだかゲーム自身病んでるような気がしてならない。
ネタとして「近親相姦」とか「鬼畜プレイ」をやるのは代償行為としてアリとは思うが、ある時点から「ネタ」自身がメタフィクション化して歪んだ欲望をますます加速化してるような感覚を覚える。まるで自己中毒状態で欲望を駆り立てるような。

あ、犯罪とかどうのこうのとはまったく別次元の話。注意。

つまり「ネタ」が負の願望の大きな受け皿として機能し「歪んだ君でいいんだよ」と肯定された結果、ますます負の欲望を駆り立たせ結果閉じられた層以外には「きもい」と思わせるジャンルとなって「伝説」化していく…ってのが最近の流行のトレンドなんですかね?実はとある理由で「スクールデイズ」とか見たんだけど(やってはいない。さすがにきついです)、なんだか「これを本気ではまっていたらやばいんと違うか」とソフトを取り上げたい心境になってしまった。

他の分野でもこういう事態はあると思うんだけど、どうすればいいんでしょうね?